久保貴子

東京都出身。出版社に入社後、中原淳一など多くのデザイナーのデザイン感覚に触れ、1967年ニットの企画会社を設立。その後、フランスに渡り、高田賢三らと親交を深め、さらなる刺激を受け、帰国後、“ニットをフォーマルシーンに!”をコンセプトに東京・六本木にニットブティック「K.SHOP」をオープン。高島屋、松屋、京王、松坂屋など大手百貨店の高級プレタポルテ売場にショップを展開。

1996年東京・広尾に本社を移転するとともに、「サロン・タカコクボ」をオープン。ハイクオリティな作品を次々に世に送り続ける。顧客の方々の中には宮家をはじめとして、各界の第一線で活躍される著名人などが名を連ね、“本物を知る”人々に信頼を得、愛用いただいている。

“5歳の頃から編物に興味を抱き、幼稚園には自分で編んだ靴下を履いて行った”というエピソードを持つほどに、ニットへの愛情は深く、ニットデザイナーとして50年余のキャリアを重ねる現在、“成熟した大人の女性のためにエレガントなニットファッションを”とますます情熱を傾ける。